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第五章『導かれし真実はいつもひとつ!』 [企画]

とある山奥に名もない小さな村がありました。
その村に住む人々は決して表に出ず、
よそ者を寄せつけずひっそり暮らす毎日。
村人たち以外そんな村があることさえ知らない筈でした。
しかし、宿屋の主人が森を彷徨っていた
紅髪の詩人を助けたことから事態は急変します。
その詩人の名はカズ。
人間への憎しみに燃える、ルー族のひとりでした。

いただきまーっす!
いつも通りに目覚め、いつも通りに稽古をして
いつも通りにご飯を食べるはずだった。
バタン!
急に玄関が開き、息をきらせた村人が入ってくる。
「つ、ついにこの村が魔物達に見つかったんです!」
雪崩れのようにコトが進んだ。
両親や剣の師匠、村人
勇者だとか本当の親ではないとか言っていたけれど
そんなことをいちいち整理して理解する暇はなかった。
ただ、幼馴染の言葉だけははっきりと覚えている。

※ケンです。誰が何と言おうと!

「エリカ……
 今までお前と一緒に遊べてとても楽しかったよ。
 大丈夫、安心するんだ。君を殺させやしない。
――モシャス
「さようなら、エリカ……」
そう告げて、ケンは隠し扉を閉め、外へ出て行った。
彼女の耳に程なく、勇者を仕留めた!という言葉が入る。
ただただ、呆然と立ち尽くすしかなかった。

なんでこんなコトに?

扉を開き、毎日通った稽古場を通り、階段を上る。
焼けた木材の臭いに、
嗅いだ事のない生臭い香りが混ざって届いた。

うぅ……

pangya941.jpg

泣くしかなかった。
いつもと変わらない青空に目をやった。
何事もなかったかのように雲が形を変えながら漂っている。
もう、今までの暮らしには戻れない。
混乱した状況の中でも、それだけは明白だった。
幼馴染の羽帽子がいつも一緒に遊んだ丘に
落ちているのを見つけ、拾って、静かに抱きしめた。

少女は山を降り、たくさんの仲間と出会い、
苦楽を供にし、人間を滅ぼさんとする
強大な敵に立ち向かって行くことになる。


pangya938.jpg

その強大な敵の名前はカズ……
人間の欲望によって自分の大切な人を失った男。
男が保護した大切な人・カレンは
カズの憎悪の深さを知り、それを止めようとしていたが
その望みは叶うことなく、その命を終えた。
しかし、カズへの愛が深かったことが原因で
現世に留まることとなっていた。

紆余曲折あり、カレンを復活させることに成功した
エリカをはじめとする勇者一向は、
本当の敵が他に居ることを知った。
その敵をそのまま叩きに行くこともできたが、
カレンの望みで、
まずは怪物になる直前のカズを助けることになった。

本当の敵は他に居るとしても、
自分の大切な人達の命を奪ったのは
間違いなく、これから救おうとする相手だ。
勇者は割り切れない気持ちでいた。
そんな彼女の心を察してか、マックスが
「気に入らないなら殴ればいいさ…オレを!」
と、斜め上にも程があるKY発言を繰り出した。

命を救った男と、
本当の敵を倒すために共闘を誓ったが、
『あのことに関して、謝るつもりなどない』
とハッキリ言われたが、
返って自分の気持ちを整理することができた。

あの日、あの時、あの場所で
この男が自分の村に来なくとも、
別の魔物達が私の村を襲ったかもしれない。
そのとき、自分が立派な勇者になっていたとしても
たったひとりで村人全員を救うことなどできただろうか?
あ、でも待てよ。
モシャスは能力値もコピーするから、実質ふたりか。
いやいや、そんな計算どーでもイイわ、マジで。

 

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第四章『どこかの誤情報では姉妹』 [企画]

諸事情により、ほぼテキストでお送りいたします。
脳内変換したり、特殊フィルターを用いて閲覧ください。

うん、自分も苦しい←


登場人物紹介
pangya939.jpg
〇ミネア(アリン)
〇マーニャ(ルーシア)


この隠し扉の先にアイツが居る・・・!

「心の準備はよろしいですね。」
ふたりの女に大柄な男・オーリンが問いかける。
ふたりは無言で頷いた。
「・・・では。」

カチン

壁のスイッチを押すと、
大きな音を立てて壁が扉のように開く。
急造された仕掛けのようだ。

「な! 何者だ! ここは王のお部屋なるぞ!」
隠し部屋の中に居た兵士が槍を構える。
しかし、3人の視界には彼など入っていなかった。
その奥の玉座に座る男。ようやく辿りついた。

「・・・よい、槍を下ろせ。」
男は兵士に命じ、兵士はそれに従った。
「ほほう・・・
 YUKICHI'Sの仇討ちに来たと言うわけか。
 あいつは偶然に発見した進化の秘宝を闇に葬ろうとした。
 愚かなことだ。
 その秘宝さえあれば世界の王にもなれるものを……。
 見るが良い! 私の力を! 私のすばらしい進化したからd

「意義ありっ!!」

桃色の髪の踊り子が言葉を制した。
「一体全体、どの辺が素晴らしいのよッ!」
「・・・へ?」
「そんなに素晴らしい力を使ったのなら、
 普通はイケメンになるでしょうが!!」
「ええ?!!」
王冠を被った男は怪物に変身した後にも関わらず、
予期せぬ(しかも理不尽な)事態に混乱している。
「ミネア、あんたも言ってやりなさいよ!」
青髪の乙女はタロットカードを1枚選び、こう告げた。
「・・・正位置の塔。大切な事を見落としたばかりに
 あなたは破綻を迎えることでしょう。」
怪物となった男は鼻先で笑う。
「師を殺したことかなぁ~?」
「いいえ。」
「ん?」
「何かの方法で力を得ることは結構ですが、
 イケメンとセットでなければ、モテません。
 ・・・ポケットの鍵のことも忘れて力任せに扉を
 開ける筋肉馬鹿ももちろん、モテません。」
 チラッと、味方の男に視線を送る。
「ぁ、あの~、別にモテたいとかそーゆぅ・・・」
「それにアレだ!!」
踊り子マーニャがまた割ってはいる。
「アンタ、二流にも程があるのよ!」
「な、なんだってー!」
「アンタも頭では分かってるんでしょ?
 パワーがある、パワーがあるって
 それを売りにしてるようだけれど、
 ・・・まだまだぜ~んぜん
 パワーが足りないって、コト。」
「・・・ぐッ」
「コレ、持ってないしなー!!」
ring.png
「ぎゃぁぁぁぁあああ!!」
怪物になった男は頭を抑えて苦しみだす。

・・・そう、彼はプロレベルでパワー47。
素飛距離294yで、ゲージ使用時310y。
しかし、不思議な目隠しや
マックスSRカード2枚、ピピンNカード
そして、クリムゾンリングによって、
パワー51、素飛距離303y、ゲージ使用時319y
まで伸ばすことができるのである。
彼は中途半端すぎるのだ。全てにおいて。
それ故に脆かった。
言葉攻めで負けた。
正しくは彼は元々言葉攻めに弱かった。
いや、そんな暴露はどうでもイイ。

YUKICHI'Sは帰ってこない。
ふたりの女とひとりの男は分かっていた。
目の前で朽ちようとしている男は
わんわんおーの成れの果て。
王冠なんて被っちゃってたけれど、
本当のわんわん王はまだ他に居ることを・・・
そして今の自分達では太刀打ちできないことも。
しかし、別に太刀打ちなんてしなくていい。
自分の財布や通帳を開いて
YUKICHI'Sと相談すればいいだけの話。
何事もご利用は計画的に。
 
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第三章『パンヤ島からの手紙』 [企画]


親愛なる妻、そして息子へ


ふたりの顔を見なくなって、
いったいどれだけの時が過ぎたのでしょうか?

私はつい最近まで、
とある国の牢屋に閉じ込められていました。
無実の罪を晴らして迎えに着てくれるはずの
旅の仲間達は一向に迎えに来てくれません。
看守さんも最初は気を遣い、
声を掛けてくれていましたが、
いつしか、“痛いもの”を見る視線を
おくってくるようになりました。

「私はこのまま、ここで生涯を終えるのだろうか・・・」
そう考えるようになっていました。

しかし、ある朝、目を覚ますと
私は果てしない大空と広い大地の中におりました。

 

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第二章 『幼女と変態と教育係と』 [企画]

パパの許しを得て旅立つことを許されたクー。
その傍らには優しく見守る神官マックスと、
教育係のダイスケの姿が常にあった。

旅を始めたばかりの三人は
きっとこんな雰囲気だっただろう…
 
 
  
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念願が叶い、強い奴らと戦えることに
「オラ、ワクワクすっぞ!」と胸を躍らせるクー
 
 
 
dqp05.jpg

そんなクーの笑顔を守りたい…というか
ホの字すぎて本業忘れつつあるマックス。
AI戦闘では誰よりもクーを率先して回復する
キワモノっぷりである。
 
 
 
 
もちろん、
神官らしからぬ妄想にふけることもある。

  

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第一章 『ウィズウィズの戦士たち』 [企画]

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    こっちへおいでよ…

「おいでおいでってわたしたちをさそってるよ。
でも声しか聞こえないね……」
細い触手が戦士のマントをギュっと握り締める。
「………」
戦士は相変わらずの無口だ。閉ざされた口は何もモノを言わない。
この人は何も喋らないのに立派な戦士様に
なれるなんてなんてステキなんだ!…と触手の主は思った。
この触手の主はいわゆるホ/イ/ミ/ス/ラ/イ/ムである。
しかし、低級モンスターには珍しく、
人間の言葉を理解し扱うことができるのだ。
「いつか人間になるのが私の夢なんです。」
その夢の為に人間の言葉を覚えたというのだから脱帽ものである。
「おいでおいで」という呼びかけ通りに
古谷の底を歩いていくふたり。
やがて、意味深長な宝箱のある部屋に辿りついた。
パカッ
不思議なことに宝箱はひとりでにその口を開いた。
その中から、羽の生えたひと組の靴が姿を現す。

dqp01.jpg

「さぁ、僕を履いて、空を飛ぶんだ」
頭の中に直接響いてくるような呼びかけ。
「空を飛んでいった先には楽しい玩具がたくさんあるんだ」
フン…
戦士は軽く溜息をついて、その靴を握った。
「ぁ…、ここでは履かない方が――」
彼女の制止は間に合わず、靴を履いて飛び上がった戦士は
天井に頭をぶつけ、しばし気を失うこととなる。
 
 

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